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インディーネタ

PWG:DDT4 感想

CHIKARA緊急特集のせいで遅れてしまいましたがDDT4の感想UPします。
毎年波乱のあるタッグトーナメント、今年はどうなったのか…。


1回戦:ロックネス・モンスターズ(ジョニー・グッドタイム、ジョニー・ユマ)
vsベスト・フレンズ(チャック・テイラー、トレント?)


ベストフレンズとロックネスモンスターズ、どちらもコミカルなところがあるので
なかなか手が合いましたね!
ベストフレンズがそれぞれの個性的な技で見せる中、タッグ暦の長い
ロックネスモンスターズはタッグワークで魅せました。
普段からコミカルですけど、相手に引き摺られたのか今回はさらにネタ寄りの面白さがあって
良かったです。ロックネスモンスターズはこの方向が一番あってるんじゃないかと…。
ベストフレンズの最後の二人羽織はベタですが面白いですねw楽しい試合でした。

1回戦:PPレイ(ピーター・アヴァロン、レイ・ローザス)
vsアンブレーカブル・ファッキン・マシーンズ(ブライアン・ケイジ、マイケル・エルガン)


ムキムキ(エルガンはぽっちゃりか…)vsガリガリという図式。序盤、どんなにPPRAYが
スピードをいかそうとしても全部受け止められてしまうという入り方はわかりやすくてよかったです。
少しPPRAYが優位に立つシーンがあり、それでも最後にはパワーの前になすすべがなくやられてしまうというのも定番ですがわかりやすい。PPRAYの二人いい仕事したんじゃないかと思います。
特に際立てていう所もないけど時間配分と内容が丁度いい内容でした。

1回戦:コール・スティーン・コール(アダム・コール、ケビン・スティーン)
vsキャンディス・ラレー、ジョーイ・ライアン

前に続いてスティーンのキャンディスへの容赦のなさほんといいですwこういうの好き。
キャンディスがボロボロにやられて、そこでジョーイが助けに入って、でもジョーイもやられて
今度はキャンディスが魅せるという、どちらかというとドラマ性重視の試合ですかね。
試合時間も短めで特にこれといって魅せる部分はなかったかなあ。
キャンディスちゃんがやっぱ見所ですかね。

1回戦:アフリカン・アメリカン・ウルヴス(ACH、ARフォックス)
vsインナー・シティ・マシンガンズ(リッチ・スワン、リコシェ)

ダメだwwACHとスワンが鏡合わせに動くとこで声出して笑ってしまったww
アフリカン・アメリカン・ウルブスというチーム名もナイスです。
遠吠えしてみたりwwそれに対するインナーシティの返しもナイス。
序盤コメディ要素強めなんですが、ハイフライヤーが結集してるので勿論レベルは高い。
さっとおふざけを切り替えてスピード勝負に出るその切り替えの早さがウマいです。
前半部分はそんな感じで軽く始まりますが、後半はスポットをちりばめながら盛り上げていきました。
スゴい動きが息をするようになされる中、特にACHにキレを感じました。
動きの一個一個がホントすごい。
あとARフォックスはコメディ面でもハイフライでも輝いてました。
ただそれぞれの動きは素晴らしいんだけど、タッグとしての面白さっていうのが
もうちょっとほしかったかな。楽しい試合なんだけど4wayぽかった。
動きのつながりというのに少し欠けてたかな。
終盤のやりあいが非常にスピード感・迫力あって滅茶盛り上がったんで、このクオリティで前半も、
とちょっと思っちゃった。なんか最近のPWGの試合にはいっつも言ってる気がしますが、
独特の緩さがいい方向に働くときもそうじゃないときもあって、これはどちらかというと後者かも…。
多分この大会で一番の試合ですね。面白かったです。

トマソ・チャンパ vs アダム・ソーンストーン

このトーンストーンって人はじめて見るんです私。
見た感じハイフライをとりいれたバランス系って感じなんでしょうか?
基本的な所はしっかりしている感じ。PWG初参戦なので客を見て反応するみたいなとこは
あまりなかったですけど、それが返って斬新だったしwだらけなくてすんだんじゃないかな。
チャンパが打撃でせめて、その強さをみせるのにトーンストーンが強気で当たっていくという
展開。ちょっと時間配分うまくいってなくてラスト近くがあっさりしすぎですけど、
まあつなぎの試合ということでは悪くなかったです。

準決勝:ベスト・フレンズ vs コール・スティーン・コール

スティーンに抱きつかれたらコール死ぬだろww
なんかベストフレンズにぶちぎれてたかと思うと、急に裏にひっこんで着替えてくる
スティーンコールに笑いましたwかわいいw
試合は最初から場外乱闘に。実況席から飛ぶベストフレンズは見せ場でしたね。
リングに戻ってからはスティーンが珍しくおふざけキャラじゃなくてパワータイプの
レスラーとして戦ってたのが珍しかったです。
途中キャンディスの乱入があって、それであっさり3カウント。
うーむ、正直ベストフレンズのタッグワークが少しあっただけでスティーンコールは
一人ずつそれぞれ技を流していただけの時間で、ちょっと足りなかったですね。
評価しようのない長さかも。

準決勝:インナー・シティ・マシンガンズ vs
アンブレーカブル・ファッキン・マシーンズ


最初からお互いのファンを煽りあうライブ会場みたいな雰囲気ですw
楽しいけどちょっと長すぎかな~もうちょっとシメてほしかったですね。
エルガンがよろよろしてるのをリコシェがふーふーして倒そうとしたりw
やはりコメディ要素を取り入れて序盤は試合が進みます。
中盤からアンブレイカブルファッキンマシーンが圧倒してリコシェが孤立、
その後もしばらくパワーでアンブレイカブル~が圧倒する展開が続きます。
両チームダウンのあとにリコシェが空中技を両方にキメるという派手なシーンがあったあとも
やはりアンブレイカブル~が驚異的なパワーと体力でネバり、
最終的にはリコシェとスワン両方がケイジをカバーしてなんとか勝利をもぎ取りました。
なかなか極端な試合で、ちょっと繊細さにかけるというかもう少しタメを作ってほしかったかな~。いかんせんアンブレイカブル~の力設定があまりに強すぎて、やりとりの面白さを潰している気がします。
もうちょっとサブミッション使う展開があってもいいよな。
今回の試合すべてにいえることなんですが。
でも観客大盛り上がりで、オチありきの楽しい試合ではありました。

#1コンテンダーズ・マッチ:クリス・ヒーロー vs ジョニー・ガルガーノ
vs カイル・オライリー vs ドレイク・ヤンガー


素晴らしくドキドキする並びですね!この中に嫌いなレスラーが一人もいないよ。
まあ私あんまり嫌いなレスラーいないんですけど…。
しかしこういうタイプのレスラー4人というのは、ハイフライ4人と比べて
やっぱりうまくいかないですよね。
4wayなのに2対2で戦い続けてもしょうがないんですがそういう形になってしまっているし、
それぞれ持ってる個性とか起爆力みたいのが完全に消えてしまっている感じがします。
お互いがお互いの動きのなかで絡みづらそうな印象を受けました。
それぞれダウンして引き離される状況になってやっと動きにも冴えが出てきますが
ヒーローがエルボーの安売りをしてる気がするし、他の3人のよさも出ているかといわれれば…。
終盤の一対一の形はなかなか見せるところもあり盛り上がりました。
いいレスラーをぶっこめばいい試合になるわけではないというプロレスの不思議が出てしまいましたね。
ワシはシングルでオライリーとガルガーノの演舞が見たいぞ。

決勝:ベスト・フレンズ vs インナー・シティ・マシンガンズ

まずトレントとリッチスワンの軽い演舞からのダイブにおおっとひきつけられ、
リコシェの電気椅子にビックリし、ベストフレンズの場外ダイブに
おいおいもう!?とか思ったりもし…
でもそれもそのはずで、試合時間10分くらいしかないんですよコレ。
本人たちも試合時間短いんで、その間にぎっしり色んな動きをつめていてそれがすごく楽しめるんですが、どうしても最後の「えっ、コレで終わり?」とキョトンとしてしまうのは抑えられませんでした…。
動きの一つ一つはすごくレベルが高く、タッグらしい面白さも随所で光るんですがこの試合時間では「動きがすごい」以外のよさを見つけるのはムリだよ~。
2チームとも何試合も戦ってますし、時間の都合もあるんでしょうけどどうにかならなかったかな~。
相性自体は絶対いいので再試合を希望したいところです。勿体無いの一言に尽きる試合でした…。
あとリコシェはやっぱバケもんだね。なんだよあのスイングDDT。
ほんとにあの体筋肉がつまってるのか。羽じゃないのか。

総評

PWGには珍しく構成で失敗してる気がします。去年のDDTってどうやりくりしてたっけ?
決勝が短すぎるんだよなあ。
ハイフライとパワー系で結構パッキリ割り切れちゃうタッグチーム構成もちょっと奥行きを感じさせない理由になったかも。個人的に去年のDDT4は大好きな大会だったので、それと比べると見劣りがしてしまいます。あとセミが失敗めだったのが痛すぎる。
悪い試合というと特にないし、楽しい試合はあるけど、記憶に残る好勝負ってのがないのがPWGの最近の大会としてはキツいかな。
優勝者に文句は全くありませんがもっとしっかり時間のある試合を決勝でさせてやりたかったなあと。
これからタッグとしてどう伸びていくかに期待したいです。

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PWG:ALL STAR WEEKEND Ⅹ NIGHT TWO 感想

随分間が空いてしまってスイマセン。セミまでいったところで暫く寝かせて
おいたところ、前半部分の内容を忘れてしまっているというアホな状況になってしまいました。スマヌ…スマヌ…。
なので個人的にいいなと思った3試合だけレビューします。すんません。

・Dojo Bros(ロデリック・ストロング、エディ・エドワーズ) vs ARフォックス、リッチ・スワン

あーあ、エディ二人に増え(ry)
道場兄弟いいっすね~!この、和気藹々としてるのにサラっと激しいことやってる
ギャップがたまらないです。
この試合では常に相手に対して優位にたってるんですが、タッグワーク、それぞれのヒットの
激しさの説得力というのはなんともしびれるものがあります。たまんねー!
個々で力のある道場兄弟にたいして、相手の二人はハイフライをいかした動きの速さと連携で対抗します。
特にリッチスワンのキビキビした動きがいいアクセントになってました。
とにかく攻守の切り替えが早く、インディのタッグの面白さが出た試合で
お互いに見るところがあり素晴らしかったです。
特にロディのブレインバスターをスワンが切り返したとこなんか声でました。
たぶん二日通じて一番よかったんじゃないかな?道場兄弟鉄板です。
にしてもこの二人の連続チョップは受けたくないですね。レスラーじゃなくてヨカッタですw


・ケビン・スティーン、ヤング・バックス vs キャンディス・ラレー、
ジョーイ・ライアン、ドレイク・ヤンガー


こちらもタッグですが、道場兄弟vsフォックス&スワンの試合についで素晴らしかったです。
なんといってもキャンディスちゃん。男性の中に入る紅一点ですが、
それだけではなく今回は動きも凄く、技の切り替えしのスピードや空中技の華麗さには
目を見張るものがありました。イロモノじゃなくてちゃんと一戦力として機能してるのは凄い!
胸毛野郎も今回はイロモノ枠ではなくしっかりと試合していてコメディ要素が薄かったです。
またドレイクがいいアクセントで、客を盛り上げる役割をやってのけてました。
この人はやっぱり目を引くなにかがありますね。
ヤングバックスは当然鉄板なのでなんもいうことはありません!
相変わらず一流のタッグワークで、女性が入った変則チームでも何の問題もない、さすがです。
スティーンはもうほとんど動けない中でパワーファイター要素をちりばめ、
最後のほうでキャンディスを捕まえる所あたりでは懐かしい鬼畜キャラwを披露、これも
アクセントになってました。
王道でいった道場兄弟vsARフォックス&リッチスワンに対して、こちらは変則系の
インディタッグのよさが目白押し。スピード感も、どんでん返しというか「それをまた返すのか!」
みたいなワクワクする楽しさがあります。すっげーPWGらしい。
これもまた素晴らしい試合でした。

つーかやっぱ畜生なスティーンいいよな。畜生なスティーンまた見たいです。

PWG王座戦 アダム・コール(ch) vs ジョニー・ガルガーノ

なんかPWG的には普通な試合だったかも…。
二人のやりとりは非常にかみ合ったもので何かが外れてるわけではないんですけど、
進み方がとてもゆっくりでどうも…王座戦らしいギラギラに欠けているというか。
今回はコールが汚いことする前にガルガーノが先手をうって小ばかにするという展開のせいも
ありますが、コールのヒールワークは抑え目。これも寂しかった原因かも。
乱入があるんですがちょっと普通に抑えられてしまうし、
前の試合が面白かっただけにちょっと物足りないです。
でも決して悪い試合ではないです。むしろ一つ一つのやり取りはレベル高いぐらい。
私いつもPWG王座戦でのコールの試合にはもうひとつほしいな~と思ってしまう。
それが何かがわからんのが歯がゆいですがw

・総評
一日目と比べて素晴らしい試合がありますし、二日通してみてもバランス取れている
いい大会だったと思います。特にタッグが素晴らしいですね。てかアンブレイカブル(ry)vs
ベストフレンズの客のノリみても思いますけど基本的に今のPWGってタッグの団体だと思います。
しかし道場兄弟が惜しまれる…せめてDDT4までいてくれたらなあ。

やっとDDT4にいけますね~。しかしレビューはいつになるやら…。
そしてそろそろWWEにも追いつきたい今日この頃。シールド頑張ってるみたいですからねー。

PWG:ALL STAR WEEKEND Ⅹ NIGHT ONE 感想

皆さんお元気でしょうか…なんかかかない間に色々ありましたね。
特に大きかったのはWWEネットワーク始動でしょうか。
株も上がりまくるしWWEの勢いはとまらないぜ。
日本からは見る方法ないだろと諦めているアナタ!あるんですねえ、これが…
色々興味深い情報満載のよつめさんのブログ
http://yottsume.hatenablog.com/entry/2014/02/25/065241
こちらの記事で綺麗にまとめられております。ありがてえ!ありがてえ!
正直WWE目的だけでJsportsとってる人なんかは乗り換えたほうが絶対オトクです。

かくいう私ですが最近WWEへの興味が薄めなのもあって入っておりません…
正直一日プロレス見れたところでそんなに見ないと思うんですよね…
まだ見てないインディDVD溜まってますし。
そいや最近highspotsからデイビーのDVDでたんですよ。5枚組の奴。
それほど見たい試合があるわけじゃないんですがファンとしてはそりゃもう買うね!
買ってしまうと思います。もう絶対見れませんが。

ところでASW見てます。一日目を見終わったのでかるーく感想を。
書いてて思ったんですけど私ほんとレビュー書くような才能ないですね!面白かったとかしか書いてないからね。

・ブライアン・ケイジ vs アンソニー・ニース

筋肉バトル、再び。といいつつ前よりかわったところはあんまりないかな。
一試合目というのもあるしやっぱり特に特筆すべきところなく進んだ感じです。
ケイジは一個一個の動きは悪くないんですが、流れが良くないんで、
ニースみたいにアグレッシブなレスラーと合わせるとなんだかヒヤヒヤしますねえw
なんか危なっかしいw
ただ迫力はあるし客も温まったし一試合目としてはいいんじゃないでしょうか。
でもブライアン・ケイジはなんでショートタイツちゃっかりやめてるんですか?
タイツ直すのが気になるとか私がブログで言ったからですか?

・キャンディス・ラレイ、ジョーイ・ライアン vs ロックネス・モンスターズ

もはやPWG定番というか見せ場の一つにもなった感があるキャンディスちゃんとジョーイ。
この試合も相変わらずキャンディスちゃんは効いていて、もはや女子という扱いというより
軽量級レスラーの一人といった感じ。ロックネス・モンスターズのキャラクターにも合っていて楽しい試合になりました。
てかグッドタイムって髪切ると全然感じ違いますね。一瞬誰かと思いました…。
ただ…ただっ!私、タッグよりもジョーイがキャンディスちゃんに股間つかまれたりしてる試合のほうが好きなんです…
だからタッグは解散して欲しいのが正直な所だったりしますw


・ドレイク・ヤンガー vs トマソ・チャンパ


チャンパはROHでマトモな試合みたことなかったんですが(最近は余りROH追えてないので
どんな試合してるか知らないんですが)やっぱりガン攻めが見せ所なレスラーなんですかね?
この試合でもそういう雰囲気で、残忍さというか、凶暴さを見せようとしてるように感じました。
ドレイクもドレイクで、熱さを前面に出してそれに対抗。
おかげで一方的な試合にならずにすみましたね。
場外をたっぷり使ったハードな試合で場を盛り上げました。てかやっぱドレイクかっけえよな。
何か戦いだすとかっこよくなるオーラが出てる気がします。
ドレイクですが、NXTに入るとのことで、私PWGで大ファンになったので嬉しいですがさびしいです。
がんばってね…。

・ジョニー・ガルガーノ vs デイビー・リチャーズ

絶対いい試合になるだろうなーと思ったらやっぱりなりましたね。
腰を振ったりゆるい入りだったので、このままいくのかな~と思ったら、急にバチバチ打ち合ったり、
緩急の使い分けが面白い試合でした。レフェリーも腰振ったのワラタww
二人とも基本的な動きがメチャウマなんで動きを追ってるだけで夢中になってしまいます。
体格もちょうどいいぐらいで、スタイルもよく合うんでしょうね。
ロープワークや丸め込み合戦など、兎に角クオリティが高くて見惚れてしまいました。
逆にこの遊びの部分がなかったらどんな試合になったのかな~と思ってしまったりするんですけどね。
でもこれはPWGのカラーだからコレでいいと思う。
最近のデイビーの試合の傾向でちょっとたんぱくですが素晴らしい試合でした。一日目じゃベストかな。

・ベスト・フレンズ(チャック・テイラー、トレント) vs Dojo Bros(エディ・エドワーズ、ロドリック・ストロング)

あーあエディ二人に増えないかな、細胞分裂か何かで…。
ドージョーブラザーズ好きだし狼も好きなんで、TNAいってみる機会減ったの寂しすぎるんですよ!!
彼まだインディでやれそうだし増えるわかめみたいに増えて欲しい。
トレントいいっすね~。最初見たときはなーんか堅苦しいレスリングだなと思ってましたが
段々なじんできた気がします。チャッキーの存在も大きいのかな?他の団体のトレントも見たいです。
二人は笑わせるようなムーブで楽しませますが、道場兄弟の方はチョップをメインにあくまで本気。
てかいい音しますよね~二人のチョップ。受けきったチャッキーやるう。
おかげでゆるすぎることも無く適度な緊張感と、PWGらしい楽しい雰囲気で試合が進みました。
なかなかよかったですね。

・マイケル・エルガン vs ACH


個人的に期待してた試合なんですけど…なんだろうな~やっぱ再三いうようにエルガン攻めすぎなのかな…。
少なくとも今のエルガンと新進気鋭のACHにそんなに差は感じないので、いきなりエルガンが圧倒していくという試合の入り方にいまいちしっくりこず。
多分ACHがリングを大きく使うアグレッシブなファイトに対し、エルガンがガツンと受け止めるみたいな、そういうのを期待してたんだろうなあ。
勝手に期待していたせいとはいえwどうもこじんまりした試合でちょっと寂しかったですね。
ただラスト近くの攻防は激しく、盛り上がりました。

・マウント・ルッシュモア(ケビン・スティーン、ヤング・バックス) vs リコシェ、リッチ・スワン、ARフォックス

ヤングバックスコスのスティーン可愛すぎwwぬいぐるみww
軽量級の3人が一人ずつスティーンにドロップキックしてでも崩れなくて、最後に3人で食らわして
崩す最初のやり取り、いいですね!重量級のアピールとしてうまくできてます。
試合なんですがまあ兎に角ハイフライの3人が動くこと動くこと。一つ一つの動きに圧倒されます。キレッキレ。
対するバックスも彼ら顔負けの素早い動きとタッグワークを見せ、スティーンは相変わらずのパワーと愛嬌で。
ただどうやってもこのメンバーじゃマウント・ルッシュモアには勝てないよな~と思ってしまうし、
実際にそれをくつがえすような、もしくはその可能性を見せるようなドラマティックさがなかったのは残念かな。
動きとしては非常に楽しい試合でした。とりわけ最後の攻め合いはインディならではのスピード、
目が放せない面白さがありました。派手でしたね~。


・アダム・コール(ch) vs クリス・ヒーロー

私インディ復帰後のヒーロー見るの初めてです。見た感じ全然問題ないっぽいですね。
何故解雇されたんだ…。
それは兎も角この試合のコールは物足りなかった!大体ヒールワークが面白い人ですけど
今回は初めから観客の声援が両方にあってやりにくそうで、そのせいで中途半端になったかも?
ヒーローの打撃に説得力があるもんで、それに対抗するためにもう少し色んな策を弄するとか見たかったです。
後半コールが押され続ける所も、その前に逆にコールがヒーローを圧倒する部分があればより説得力というかドラマ性あったかもですね。
見所としてはやっぱキレッキレのヒーローの動きですかね。復帰後なのでファンマッチみたいになってもおかしくないのにきっちり感情も乗せた表現と、相変わらずの打撃の威力が見事でした。
特にラスト近くは熱かった。もっとメリハリが利いていればもっといい試合になったのに、とちょっともったいない試合。


・総評
イイネ!バランスのいい大会だと思います。
特筆すべき試合はないですがどれも見所がある試合ばかり、特にガルガーノvsデイビーは
「普通にうますぎてまとまりすぎて物足りない」とかいう贅沢な不満が出てしまうほどで楽しめました。
この二人他でまたやらないかな~ッ!
ちゃんとメインも当たってますしセミもスピーディで楽しいし、相変わらずPWGはすげえっす。

PWG:TEN 感想

お久しぶりです。毎回こう書いてて申し訳ない。
PWG”TEN"をやっと見れたのでレビューモドキを。フルで書こうと思ったけど挫折したので、総評で扱います。

・カイル・オライリー vs TJパーキンス

私この二人ほんと好きなので、楽しみにしてたんですよね。
なんか前評判で今回の大会で一番良かったとか言う声も聞いたので。
結論から言うとこの大会で一番てこたないけど、いろいろ興味深い試合ではありました。

TJはテクニシャンなのでまさに演舞のような動きをみせてくれてそれがとても美しいんですが、
逆に言えばこれが彼の欠点というか、非常にタンパクで感情が乗る感覚が殆どないんですよね。
だから見るほうも気持が入らないというか。
で、オライリー。彼は観客に眼がいかなかったり、ちょっと荒いなーという試合が多くて
優れたものもあるけど欠点が多いレスラーというイメージもあったんですけど、この試合に関しては
オライリーのほうが良かった、というか欠点があるからこそのこの魅力かもなと思いました。
TJはいつも通りレスリングで魅せるんですけど、オライリーが乗ってこないで非常に遠慮なしに攻め立てる。
こんな苦しんでるTJの顔ははじめて見るかも、という感じの攻めで、TJも気が強いレスラーなんで
当然反撃するんですけどそれもねじ伏せるようなガチっぷりで、いやあ、オライリーかっこいいいいいと燃えあがりました。
勿論二人ともスタイルは全然違うんですが、二人ともそれぞれ不足してるものがあって、
それを補える関係かなあと思ったりも。
もっといい位置でもう一戦見てみたいですね。いい試合でした。

・PWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・マッチ:
アダム・コール(ch) vs ドレイク・ヤンガー vs ケビン・スティーン


アダム・コールほんと下品やなww起訴されろwww
PWGでコールとスティーンというと、何となくおちゃらけたムードを想像するのですが、
それがあったのは前半ちょこっとだけ、あとはユーモラスな所もありながらなかなかにハードな試合でした。

ピンだとちょっとツラくなってきたスティーンですが多人数マッチでしかもこの形式だとホントいきいきしてますねw
ハードなスポット作りも素晴らしいし、割り込むタイミングや盛り上げ方も上手くて試合をよくつくってました。
コールがこれまた相変わらずのバランスのよさで、例の下品なマイクやコメディチックなところも織り交ぜながらも、やられ役もやりながらよく戦ってましたね。
二人はちょいおちゃらけですがドレイクは一貫して厳しい表情で、本気でベルト狙ってるぜという雰囲気をだしつつ戦ってました。あとの二人に比べて少し埋もれ気味だったかな?でも彼のおかげでぐだらなくてすんでることもあったかもしれません。
コンパクトな印象も受けましたけど観客の気の緩まないいい試合でした。
でも、これ、ゲリラーフォーウェアなんだよね~。なんかそういう雰囲気は全然なくて、それがこの3人の組み合わせの限界なのかも、と思ったり。ハードっちゃハードなとこあるんですけど、やっぱゲリラフォーウェアっていう言葉から想像するほどの過激さじゃないんですよねえ。基本的に凶器による攻撃よりも必殺技の過激さが目立つ試合で、ヤバい!って叫んじゃうような試合を想像すると肩透かし食らうかも。ちょっとアレですね、暴虐龍さんが恋しくなりますね。

しかし、途中でコールの椅子がつぶれた奴、あれは事故ですよね?あんなことでワーッともりあがる観客のお茶目さと、コールの本気のポカン顔が妙に印象に残った、ミラクルな笑いでしたw

・タッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヤング・バックス(ch) vs ドージョー・ブラザーズ vs インナー・シティ・マシンガンズ

すげえ、すげえよ!ビックリのハイスピードバトルです。画面から眼を離したら場面変わってるよ、マジで!
インナーシティ・マシンガンズがスピードがあるのはわかってますが、ヤングバックスもドージョーブラザースも負けず劣らずのスピード感で、あいた口がふさがらないという動きが次々に現れてきます。
これぞPWGのタッグマッチ、本当にひきつけられてしまいました。

インディのこの手の試合形式によくあるようにアラが目立つところもあるんですが、
私は正直そういう精度っていうのはスピードと動きの激しさで全然気にならないんですよね。
ラダーをめぐる攻防も見ごたえあったし、なんといっても最後の方のドージョーブラザースの貫禄の攻め、
あの激しさは本当に素晴らしい!思わずひえーと声がでちゃいました。
いうまでもないことですがヤングバックスの安定感は異常ですね。
おちゃらけた所があるのにこういうバチバチの試合になったらさくっとスイッチが切り替えられて、
しかも特徴であるクレバーさっていうのが随所に出てくるのが、あーこの二人の試合なら安定だなーと思わせる素晴らしさ。
これにインナーシティマシンガンズの、まさにオーサムな身体能力がかぶさってくるんだから
まさにノンストップの試合で、兎に角間もなにも考えず、スピードでつっぱしったという表現がぴったりの試合。

ラダーマッチから想像される過激すぎるスポットもなくて、でも物足りないなんてこともない、ある意味じゃ
インディにおけるラダーマッチのある種の完成系かも。
去年のが念頭にあると過激さやクオリティが物足りなく感じますが、それでも素晴らしい。てか過激さはこれぐらいで
ちょうどいいような気もします。見事な好勝負です。


総評


PWGはアンダーカードでこのクオリティかよwwってのが最近はデフォなのですが
この大会はイマイチ振るわなかった感じです。
というか皆出し惜しみしてないか?アンダーカードでももっと暴れてください。
キャンディスちゃん見るたびに上手くなってる気がします。でもちょっと下品さが物足りなかったw
ケイジvsニースはヴィジュアル的には最高。肉一色です。ただ試合としては、ニースがこんなこと出来るよ~という
感じで終わった気が無きにしも非ず。ケイジはヴィジュアルは素晴らしいんですが、エルガンとのタッグに比べて
ピンだと見劣りするかなあ。逆にガルガーノはピンで見たいです。
フォーエヴァーフーリガンズは…私、コサックダンスキックが好きで好きで…コレ見るとすっごい幸せな気持になり
悩みが吹き飛びます…まあそれ言いたかっただけなんですけどw

アンダーカードは余り見所なかったですが、セミとメインはなかなかのもの、セミは試合形式の割には
ハードさが足りずちと物足りないものの、メインは去年のラダーマッチほどの過激さはないですが
動きが早く兎に角スピードと勢いで魅せてくれる、全く見飽きない一戦になってます。オススメ。


BOLAはなかなか見れず足踏みしてます。というか一日目が意外と微妙で、なかなか先に進めませんw
ちなみにPWGはホリデイセールしてますよ。5枚で約4000円、超オトクです。
BOLAとかもあるんで、海外通販初挑戦の人もこのブログをみて挑戦してみればいいんじゃないかな!(宣伝)

AAW:Day of Defiance 感想

すげーお久しぶりです。ご無沙汰してます。
お久しぶりついでに唐突にAAWの感想をば。
だいぶ前から見始めてたのにこないだやっとメイン見ました…
有名じゃないレスラーは名前の表記がちょっとわからないので、適当にして英語の名前も一緒につけてます。


Zero Gravity (C.J. Esparza & Brett Gakiya) vs. Marion Fontaine & Louis Lyndon
ゼロ・グラビティ vs マリオン・フォンテイン&ルイス・リンドン

入場で笑いましたw出オチじゃないですか、フォンテインなんで傘www
アジアンギミックなのかと思ったんですがあんまり動きにはそんな感じしなかったですし。相手は定番のゼログラビティ。
まあ可もなく不可もなく…OPなんだからもう少しハデでもいいかなあと思いますけど。
フォンテインとリンドンって最近王座とったらしいけど、そこまでプッシュするべきとはあまり思わないのよね。
まあこれから手のひらクルーっとできることを期待しませう。

Heidi Lovelace vs. Heather Patera
ヘイディ・ラブレイス vs ヘザー・パテラ


女子あんま見ないんですけどパテラって人いいですね。表情豊かで客を見ながらの煽りや言葉かけがヒールながら愛嬌があってなんかスティーンみたいですw(体型も…ゲフゲフン)
パワータイプヒールvsスピードのベビーで、定番の技の応酬という地味な試合作りながらパテラの必殺技のインパクト含め結構楽しめました。

Jake Crist vs. Jimmy Jacobs
ジェイク・クリスト vs ジミー・ジェイコブス


ジェイコブスはこの手のやられ役が最近多いような…
ただクリストの強さを見せる&ジェイコブスが合間に反撃する所は目を引くところもあってそういう意味ではアリな試合なのでは。

Mixed Martial Archie vs. Davey Richards
ミクスド・マーシャル・アーチー vs デイビー・リチャーズ


アーチーはガチだと強いから(真顔)。しかしやっぱアーチーは面白いなあ。funnyで十分金取れるでしょコレww
序盤からアーチーが長いリーチを生かしてヒットアンドアウェイで攻めるなどさすがのハードな攻防になりました(真顔)。
てか意外にちゃんと試合してるとこもありまして、キチンとサブミッションも決まったりしたんでもしかしたら勝てるんじゃないかとか一瞬思ってしまったじゃないか。良質なコメディマッチですよ。なかなかにオーサム。
しいて言えば総合格闘技ルールでやってほしかったですね!ロープのブレイクとかナシで!次はオクタゴンで!
しかし彼らはもし総合格闘だとしたら同じウェイトらしいですねww 
プロレスは色んな体型の人がいておもしれーです。

試合後にオライリーが入ってきてデイビーと二人でアーチーを暴行、そしたらACHとエルガンが入ってきて次の試合に。

デイビー・リチャーズ&カイル・オライリー vs ACH&マイケル・エルガン

序盤は勢いと前の試合の空気そのまま、客をわかせるエルガンのブレーンバスターとACHの腕立てwなんかでベビー側有利に進んで、途中からACHの孤立で盛り返していきます。
最初はデイビーが煽ったり、エルガンとACHがブレーンバスターで盛り上げたりでちょっと緩慢なやりとりが続くんですが、後半になると段々そういうのが薄れてきて畳み掛けるような攻撃とカバーの返しあい。
今回はACHが受け役、賑やかしにと頑張ってました。
エルガンとデイビーに特別関係を付与した形で、ちょっとオライリーが沈み気味かなと思いましたが最後のACHとのやりあいと勝敗のつけ方はよかったです。
ただこういう内容なら前半のゆるさはいらなかったかな。時間はしっかりもらってましたが実質終わり間際の攻防が一番の見所という試合。
前半から攻める展開ならもっともりあがったのになー。でも満足感の高いタッグマッチでした。

Dan Lawrence & Keith Walker & Tweek Phoenix (w/Kevin Harvey & Nikki) vs. Colt Cabana & Juntai Miller & Matt Fitchett.
ダン・ローレンス&ケイス・ウォーカー&トウィーク・フォニックス vs コルト・カバナ&ジュンタイ・ミラー&マット・フィチェット


ファンマッチ的な、楽しい6マンタッグ。
この手の試合は評価がちょっと難しいので、割愛。

Silas Young (w/Val Malone) vs. Samuray Del Sol
サイラス・ヤング vs サムライ・デルソル


古典的な技とこれまた古典的なヒールキャラクターでちょっと特異なサイラス・ヤングと、
人気・実力共に米インディーのトップクラスに上がってきているデルソルの対戦ですね。
前半は一進一退で、どちらかというとデルソルが技の派手さで観客をひきつけると、
サイラス・ヤングが主導権を握った後は時間を使いながらジトジトと攻める、ヤングの面白さが。
この人いいですね~。派手さがないけど何処となくユーモラスな受けにもひきつけられますし、
なんかオッサンオッサンした見た目もツボですw ヒールとしてのあおりもベタベタながらいい感じ~。
ベビー対ヒールのわかりやすい試合で、時間の使い方もちょうどいい。
サイラス・ヤングの攻撃が緩慢なのもあいまって、スピード感あるとか派手な試合ではないですが
バランスがよく、サブミッションでのラストがちとわかりづらいというか盛り上がりにくいところが
ありましたが、面白い試合でした。試合後はキングストンが現れて大暴れw

ラストマン・スタンディングマッチ/ サミ・キャリハン vs シェイン・ホリスター 

タイプの全く違う二人です。どうなるのか…。
そういう展開とはいえちとサミは責めすぎですかね~。
ホリスターとの力差をだしてるのはいいのですが、ホリスターがホント、けち臭い手で反撃に出るスキすら
ない感じなので…サミのユーモラスで凶暴なキャラクターで楽しませる大味な展開の試合で進んでいきます。
マネージャーの介入からはホリスターが反撃。この後からは見所ある一進一退の攻防になりました。
パワーのサミ、打撃のキレのホリスターみたいな…。後半は介入はいらなかったかな?

ラスト近くになるとイスを使ったハードな攻防が繰り広げられ、サミの猛攻でホリスターはボロボロ、
圧巻でした。特にサミのストンピングがえぐいw耳から血が出てましたね~…
だからこそラストはちょっと納得いかないトコはあります。いや、あのイスへのブレーンバスターは
迫力ありましたけど、あのホリスターがほぼベビー化してしまいようなその前の攻撃の受けには
かなわなかったかなと。
最初は軽いノリでしたがラスト近くは迫力の攻防、ハードでとても面白い試合でした。
勿論サミの凶暴な姿も凄かったですけど、またホリスターの株が上がっちゃいました!
ホリスターの打撃は魅力的ですね~シンプルだけど、エルボーのコンビネーションとかかっこいいです。
ヘタレヒールじゃない彼がちょっと見たいですね。

・総評
色んなレスラーがでるので見所ない試合といい試合がパッキリ分かれてしまうのがこの手の団体ですが
今回もそんな感じ。極端な話クオリティを求めるならメインと5試合目のタッグマッチだけで
十分な気がします。その二つがしっかり成功しているのでまあ楽しめましたよ