PWG:TEN 感想
お久しぶりです。毎回こう書いてて申し訳ない。
PWG”TEN"をやっと見れたのでレビューモドキを。フルで書こうと思ったけど挫折したので、総評で扱います。
・カイル・オライリー vs TJパーキンス
私この二人ほんと好きなので、楽しみにしてたんですよね。
なんか前評判で今回の大会で一番良かったとか言う声も聞いたので。
結論から言うとこの大会で一番てこたないけど、いろいろ興味深い試合ではありました。
TJはテクニシャンなのでまさに演舞のような動きをみせてくれてそれがとても美しいんですが、
逆に言えばこれが彼の欠点というか、非常にタンパクで感情が乗る感覚が殆どないんですよね。
だから見るほうも気持が入らないというか。
で、オライリー。彼は観客に眼がいかなかったり、ちょっと荒いなーという試合が多くて
優れたものもあるけど欠点が多いレスラーというイメージもあったんですけど、この試合に関しては
オライリーのほうが良かった、というか欠点があるからこそのこの魅力かもなと思いました。
TJはいつも通りレスリングで魅せるんですけど、オライリーが乗ってこないで非常に遠慮なしに攻め立てる。
こんな苦しんでるTJの顔ははじめて見るかも、という感じの攻めで、TJも気が強いレスラーなんで
当然反撃するんですけどそれもねじ伏せるようなガチっぷりで、いやあ、オライリーかっこいいいいいと燃えあがりました。
勿論二人ともスタイルは全然違うんですが、二人ともそれぞれ不足してるものがあって、
それを補える関係かなあと思ったりも。
もっといい位置でもう一戦見てみたいですね。いい試合でした。
・PWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・マッチ:
アダム・コール(ch) vs ドレイク・ヤンガー vs ケビン・スティーン
アダム・コールほんと下品やなww起訴されろwww
PWGでコールとスティーンというと、何となくおちゃらけたムードを想像するのですが、
それがあったのは前半ちょこっとだけ、あとはユーモラスな所もありながらなかなかにハードな試合でした。
ピンだとちょっとツラくなってきたスティーンですが多人数マッチでしかもこの形式だとホントいきいきしてますねw
ハードなスポット作りも素晴らしいし、割り込むタイミングや盛り上げ方も上手くて試合をよくつくってました。
コールがこれまた相変わらずのバランスのよさで、例の下品なマイクやコメディチックなところも織り交ぜながらも、やられ役もやりながらよく戦ってましたね。
二人はちょいおちゃらけですがドレイクは一貫して厳しい表情で、本気でベルト狙ってるぜという雰囲気をだしつつ戦ってました。あとの二人に比べて少し埋もれ気味だったかな?でも彼のおかげでぐだらなくてすんでることもあったかもしれません。
コンパクトな印象も受けましたけど観客の気の緩まないいい試合でした。
でも、これ、ゲリラーフォーウェアなんだよね~。なんかそういう雰囲気は全然なくて、それがこの3人の組み合わせの限界なのかも、と思ったり。ハードっちゃハードなとこあるんですけど、やっぱゲリラフォーウェアっていう言葉から想像するほどの過激さじゃないんですよねえ。基本的に凶器による攻撃よりも必殺技の過激さが目立つ試合で、ヤバい!って叫んじゃうような試合を想像すると肩透かし食らうかも。ちょっとアレですね、暴虐龍さんが恋しくなりますね。
しかし、途中でコールの椅子がつぶれた奴、あれは事故ですよね?あんなことでワーッともりあがる観客のお茶目さと、コールの本気のポカン顔が妙に印象に残った、ミラクルな笑いでしたw
・タッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヤング・バックス(ch) vs ドージョー・ブラザーズ vs インナー・シティ・マシンガンズ
すげえ、すげえよ!ビックリのハイスピードバトルです。画面から眼を離したら場面変わってるよ、マジで!
インナーシティ・マシンガンズがスピードがあるのはわかってますが、ヤングバックスもドージョーブラザースも負けず劣らずのスピード感で、あいた口がふさがらないという動きが次々に現れてきます。
これぞPWGのタッグマッチ、本当にひきつけられてしまいました。
インディのこの手の試合形式によくあるようにアラが目立つところもあるんですが、
私は正直そういう精度っていうのはスピードと動きの激しさで全然気にならないんですよね。
ラダーをめぐる攻防も見ごたえあったし、なんといっても最後の方のドージョーブラザースの貫禄の攻め、
あの激しさは本当に素晴らしい!思わずひえーと声がでちゃいました。
いうまでもないことですがヤングバックスの安定感は異常ですね。
おちゃらけた所があるのにこういうバチバチの試合になったらさくっとスイッチが切り替えられて、
しかも特徴であるクレバーさっていうのが随所に出てくるのが、あーこの二人の試合なら安定だなーと思わせる素晴らしさ。
これにインナーシティマシンガンズの、まさにオーサムな身体能力がかぶさってくるんだから
まさにノンストップの試合で、兎に角間もなにも考えず、スピードでつっぱしったという表現がぴったりの試合。
ラダーマッチから想像される過激すぎるスポットもなくて、でも物足りないなんてこともない、ある意味じゃ
インディにおけるラダーマッチのある種の完成系かも。
去年のが念頭にあると過激さやクオリティが物足りなく感じますが、それでも素晴らしい。てか過激さはこれぐらいで
ちょうどいいような気もします。見事な好勝負です。
総評
PWGはアンダーカードでこのクオリティかよwwってのが最近はデフォなのですが
この大会はイマイチ振るわなかった感じです。
というか皆出し惜しみしてないか?アンダーカードでももっと暴れてください。
キャンディスちゃん見るたびに上手くなってる気がします。でもちょっと下品さが物足りなかったw
ケイジvsニースはヴィジュアル的には最高。肉一色です。ただ試合としては、ニースがこんなこと出来るよ~という
感じで終わった気が無きにしも非ず。ケイジはヴィジュアルは素晴らしいんですが、エルガンとのタッグに比べて
ピンだと見劣りするかなあ。逆にガルガーノはピンで見たいです。
フォーエヴァーフーリガンズは…私、コサックダンスキックが好きで好きで…コレ見るとすっごい幸せな気持になり
悩みが吹き飛びます…まあそれ言いたかっただけなんですけどw
アンダーカードは余り見所なかったですが、セミとメインはなかなかのもの、セミは試合形式の割には
ハードさが足りずちと物足りないものの、メインは去年のラダーマッチほどの過激さはないですが
動きが早く兎に角スピードと勢いで魅せてくれる、全く見飽きない一戦になってます。オススメ。
BOLAはなかなか見れず足踏みしてます。というか一日目が意外と微妙で、なかなか先に進めませんw
ちなみにPWGはホリデイセールしてますよ。5枚で約4000円、超オトクです。
BOLAとかもあるんで、海外通販初挑戦の人もこのブログをみて挑戦してみればいいんじゃないかな!(宣伝)
PWG”TEN"をやっと見れたのでレビューモドキを。フルで書こうと思ったけど挫折したので、総評で扱います。
・カイル・オライリー vs TJパーキンス
私この二人ほんと好きなので、楽しみにしてたんですよね。
なんか前評判で今回の大会で一番良かったとか言う声も聞いたので。
結論から言うとこの大会で一番てこたないけど、いろいろ興味深い試合ではありました。
TJはテクニシャンなのでまさに演舞のような動きをみせてくれてそれがとても美しいんですが、
逆に言えばこれが彼の欠点というか、非常にタンパクで感情が乗る感覚が殆どないんですよね。
だから見るほうも気持が入らないというか。
で、オライリー。彼は観客に眼がいかなかったり、ちょっと荒いなーという試合が多くて
優れたものもあるけど欠点が多いレスラーというイメージもあったんですけど、この試合に関しては
オライリーのほうが良かった、というか欠点があるからこそのこの魅力かもなと思いました。
TJはいつも通りレスリングで魅せるんですけど、オライリーが乗ってこないで非常に遠慮なしに攻め立てる。
こんな苦しんでるTJの顔ははじめて見るかも、という感じの攻めで、TJも気が強いレスラーなんで
当然反撃するんですけどそれもねじ伏せるようなガチっぷりで、いやあ、オライリーかっこいいいいいと燃えあがりました。
勿論二人ともスタイルは全然違うんですが、二人ともそれぞれ不足してるものがあって、
それを補える関係かなあと思ったりも。
もっといい位置でもう一戦見てみたいですね。いい試合でした。
・PWG王座戦、ゲリラ・ウォーフェア・マッチ:
アダム・コール(ch) vs ドレイク・ヤンガー vs ケビン・スティーン
アダム・コールほんと下品やなww起訴されろwww
PWGでコールとスティーンというと、何となくおちゃらけたムードを想像するのですが、
それがあったのは前半ちょこっとだけ、あとはユーモラスな所もありながらなかなかにハードな試合でした。
ピンだとちょっとツラくなってきたスティーンですが多人数マッチでしかもこの形式だとホントいきいきしてますねw
ハードなスポット作りも素晴らしいし、割り込むタイミングや盛り上げ方も上手くて試合をよくつくってました。
コールがこれまた相変わらずのバランスのよさで、例の下品なマイクやコメディチックなところも織り交ぜながらも、やられ役もやりながらよく戦ってましたね。
二人はちょいおちゃらけですがドレイクは一貫して厳しい表情で、本気でベルト狙ってるぜという雰囲気をだしつつ戦ってました。あとの二人に比べて少し埋もれ気味だったかな?でも彼のおかげでぐだらなくてすんでることもあったかもしれません。
コンパクトな印象も受けましたけど観客の気の緩まないいい試合でした。
でも、これ、ゲリラーフォーウェアなんだよね~。なんかそういう雰囲気は全然なくて、それがこの3人の組み合わせの限界なのかも、と思ったり。ハードっちゃハードなとこあるんですけど、やっぱゲリラフォーウェアっていう言葉から想像するほどの過激さじゃないんですよねえ。基本的に凶器による攻撃よりも必殺技の過激さが目立つ試合で、ヤバい!って叫んじゃうような試合を想像すると肩透かし食らうかも。ちょっとアレですね、暴虐龍さんが恋しくなりますね。
しかし、途中でコールの椅子がつぶれた奴、あれは事故ですよね?あんなことでワーッともりあがる観客のお茶目さと、コールの本気のポカン顔が妙に印象に残った、ミラクルな笑いでしたw
・タッグ王座戦、ラダー・マッチ:ヤング・バックス(ch) vs ドージョー・ブラザーズ vs インナー・シティ・マシンガンズ
すげえ、すげえよ!ビックリのハイスピードバトルです。画面から眼を離したら場面変わってるよ、マジで!
インナーシティ・マシンガンズがスピードがあるのはわかってますが、ヤングバックスもドージョーブラザースも負けず劣らずのスピード感で、あいた口がふさがらないという動きが次々に現れてきます。
これぞPWGのタッグマッチ、本当にひきつけられてしまいました。
インディのこの手の試合形式によくあるようにアラが目立つところもあるんですが、
私は正直そういう精度っていうのはスピードと動きの激しさで全然気にならないんですよね。
ラダーをめぐる攻防も見ごたえあったし、なんといっても最後の方のドージョーブラザースの貫禄の攻め、
あの激しさは本当に素晴らしい!思わずひえーと声がでちゃいました。
いうまでもないことですがヤングバックスの安定感は異常ですね。
おちゃらけた所があるのにこういうバチバチの試合になったらさくっとスイッチが切り替えられて、
しかも特徴であるクレバーさっていうのが随所に出てくるのが、あーこの二人の試合なら安定だなーと思わせる素晴らしさ。
これにインナーシティマシンガンズの、まさにオーサムな身体能力がかぶさってくるんだから
まさにノンストップの試合で、兎に角間もなにも考えず、スピードでつっぱしったという表現がぴったりの試合。
ラダーマッチから想像される過激すぎるスポットもなくて、でも物足りないなんてこともない、ある意味じゃ
インディにおけるラダーマッチのある種の完成系かも。
去年のが念頭にあると過激さやクオリティが物足りなく感じますが、それでも素晴らしい。てか過激さはこれぐらいで
ちょうどいいような気もします。見事な好勝負です。
総評
PWGはアンダーカードでこのクオリティかよwwってのが最近はデフォなのですが
この大会はイマイチ振るわなかった感じです。
というか皆出し惜しみしてないか?アンダーカードでももっと暴れてください。
キャンディスちゃん見るたびに上手くなってる気がします。でもちょっと下品さが物足りなかったw
ケイジvsニースはヴィジュアル的には最高。肉一色です。ただ試合としては、ニースがこんなこと出来るよ~という
感じで終わった気が無きにしも非ず。ケイジはヴィジュアルは素晴らしいんですが、エルガンとのタッグに比べて
ピンだと見劣りするかなあ。逆にガルガーノはピンで見たいです。
フォーエヴァーフーリガンズは…私、コサックダンスキックが好きで好きで…コレ見るとすっごい幸せな気持になり
悩みが吹き飛びます…まあそれ言いたかっただけなんですけどw
アンダーカードは余り見所なかったですが、セミとメインはなかなかのもの、セミは試合形式の割には
ハードさが足りずちと物足りないものの、メインは去年のラダーマッチほどの過激さはないですが
動きが早く兎に角スピードと勢いで魅せてくれる、全く見飽きない一戦になってます。オススメ。
BOLAはなかなか見れず足踏みしてます。というか一日目が意外と微妙で、なかなか先に進めませんw
ちなみにPWGはホリデイセールしてますよ。5枚で約4000円、超オトクです。
BOLAとかもあるんで、海外通販初挑戦の人もこのブログをみて挑戦してみればいいんじゃないかな!(宣伝)
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