fc2ブログ

エクストリーム・ルールズ2011 感想

  • PPV感想
PPVの感想だけはちゃんと書きたいです、というわけでエクストリームルールズ感想。結構いいPPVだったと思いましたが、翌日のRAWがちょっと気持ち悪かったです。リリアン相変わらず素晴らしい歌声だったけどさ。

・CMパンクvsランディ・オートン(ラストマン・スタンディング)

個人的に一番楽しみにしてただけに、第一試合だったのにはビックリです。しかし、内容的には文句のない仕上がりだったと思います。パンクの力が小さく設定されてたらやだな、と思ったのですが、今回はネクサスの乱入もなく、割とちゃんと相手と向かい合えるストーリーで、しかも余り弱設定もされてなかったのでほっとしました。
パンクが表情豊かでこうした試合形式にむいているのは勿論なんですが、オートンが最近では一番の動きを見せていて嬉しかったです。やればできるのにやらねーのかよ、嫌な天才だな。 ラストマンって間が長くなりやすいので、まったりした試合になりやすいんですが、なかなか二人ともタイミングの取り方が上手くてその間をうまく使えていたという印象です。
最後は結局RKO祭りにはなってしまいましたが、それぞれのRKOに段階(普通→実況席→トップロープ)が設けられていたので、個人的にはあまりやりすぎの必殺技とは思いませんでした。竹刀もってポーズ決めるパンクもナイスwwオートンのやられっぷりは魅力あるし、かっこいいし、パンクは相変わらず表情豊かで面白いし。どちらのファンも嬉しい試合だなこりゃ。
オートンの復調の兆しを感じて嬉しかった試合。

モリソンのイケメン体操ワラタww

・シェイマスvsコフィ・キングストン(テーブルマッチ)

これが1試合目でよかったろww客が静かで気の毒でした。あと試合前のシェイマスの「外国人にUS王者やれるかよ」発言はなんなんだwwお前もうアメリカ人の気持ちなのかwwなんか、気づいたらマレラポジションにででも落ち着いてそうで心配なんですけど…。
まあ前座としては問題ないレベルって感じの試合でしたね。全然抗争もないし、そもそもかみ合いそうにもない二人としてはよくやった方かと。最後のテーブル葬はなかなか迫力あったし。
ただ、こういう試合形式でシェイマスが負けるのはいいんですが、それなら前のRAWだかSDだかで負けさせたのは余計だったかなと…正直普通の試合形式でコフィにシェイマスが負ける気がしないので。あまり力を落とされると、ファンとしては悲しいのでねえ…。
まあ、内容は兎も角、何故かせっかくコフィがだしたテーブル仕舞ったり何故か上にのってウォーとかやってみたり、萌えられる試合ではありました…あとどんどん太っていく気がする。

・コール&スワvsキング&JR

意外と楽しめました。WMの試合もこれぐらいの長さでよかったと思うよ。
でも、この抗争いつまで続けるんだろ。正直私はもう飽きたんですが、アメリカ人はまだ楽しいのか?
いいことといえば、スワガーがちょっと扱いあがったことぐらいで、それも扱いが上がった割には実力があがってない気がするので、あまり嬉しくない…。

・コーディ・ローデスvsレイ・ミステリオ(エニウェアフォール)

(今度見ます。あの、ちょうどお風呂入ってたの…)

・ミシェル・マクールvsレイラ

なんか、抗争というかストーリーなら一番芯が通ってるんじゃないでしょうか、コレ(笑)。内容自体はベタでも、ヘンにねじくってワケわかんないストーリーにするぐらいなら、このレイクールの抗争みたいに単純な抗争で十分だとおもうんですけどねえ。
内容は正直、この二人にしてはあまりよくなかったけど…ただ、マクールがいなくなるのはもったいなさすぎる。ヒールとしてのオーラがとてもいいですし、レイラは好きだけど、マクールと離すとちょっとまた薄くなってしまうのも心配だなあと。
そしてカルマwwwもうこれはディーヴァじゃないww女性とも呼びにくいww
入場曲もかっこいいですねえ。正直、男子に混ざって試合するんじゃないかと思ってます。ディーバじゃ相手にならないような…。ゴッドオブウォー2のボスみたいや…

・クリスチャンvsアルベルト・デルリオ(ラダーマッチ)

ハシゴ戦の名手のクリスチャンと、ハシゴ戦の経験の 浅いデルリオ。どういう試合になるのかなあと思ったら、なかなかいい試合でしたね~。やはりクリスチャンは地味だけど上手いなあと。
ただ…なんといいますか、盛り上がったのはエッジをめぐるストーリーも含め、クリスチャンに見ているほうが肩入れしてるから、っていうのもちょっとあったかもしれません。試合としては結構面白かったんですけど、なんていうかラダーマッチみてるって感じはあんまりしなかったんですよね~…
勿論二人ともラダーの使い方器用だし、使いすぎてバタバタってわけでもないし、そつなくこなしていて、楽しめたんだけど、ラダーマッチという形式だと、それに+@ほしいと思ってしまうんですよね。逆に言えばもうちょっと荒くても、目を引くラダーの使い道とか、インパクトあるシーンとか、そういうのがあれば盛り上がるんですが、クリスチャンもデルリオも、どちらもそつがない試合運びをする選手だった故に、化学反応が起こらなくて、良くも悪くも想像通りの試合になってしまったというか…。
でも、試合としてはとっても面白かったですよ。ただ、エッジの乱入は個人的にはいらなかったかな。久々に戴冠して心からおめでとうっていいたくなる王者でした。
あと、何気にクレイがグロ(苦笑)。なんでも脳震盪を起こしてかなりヤバかったようで…おっきい選手は色々と大変そうですね。しかしあの倒れた瞬間血がボタッ、ボタッて痕になるのは本気で怖かったです。大事無くてよかった。

・タッグ王座戦

なんていうか、語るとこないというか、ウンコいってたら終わってるレベル。こんな扱いならもうなくなってもいいと思うんですがねえ…無理してやらなくても。その分いくらか他の試合に時間さけるんだしさあ…

・ミズvsジョン・モリソンvsジョン・シナ(ケージマッチ)

最初カードをみたときには、クリスチャンとデルリオメインにすべきじゃね?と思ったんですが、なかなかどうして、こっちをメインにして成功でしたね。それにしても、モリソンが入るだけでこうもちがうのか。シナリオのヒドさを考慮してもしょっぱかったWMのメインとは雲泥の差です。
天井からでる形式のケージマッチはコントというか、ダチョウ倶楽部になってしまうことが多いので心配していましたが、これが返って力設定の弱いミズと力設定の強いシナの力の均衡になって、間にモリソンが入ることで上手いこといってましたね。ただ、モリソンばかり試合していたような気がしないでもないですが(苦笑)。よく動いてたよなあ。シナもECほど空気ではなくてなかなかよかったと思います。やっぱこういうストーリーの濃い試合というのがWWEは面白いなあ。
しかしトゥルース乱入のないパターンもみてみたかったなあ、なんて。まあこのオチのおかげで、モリソンは株落とさなくてすんでますし、またシナかあというガッカリ感は多少あれど、ミズの王者にもちょこっと飽きてきていたので、新しい展開に期待したいです。

・総評

WMとはなんだったのか。
いやあ…妙なストーリーがつかないだけで、ここまで試合のクオリティあげられるんですね。
特にすげえ!って試合もなかったけど、なにしろバランスがよかった。1試合めの試合順だけ納得いきませんでしたが、タッグを除いてはどれもそれなりの試合で、コールの試合も時間が短かったおかげであまり邪魔にはならず。やっぱPPVは1試合の質も大事だけど、バランスだなあとつくづく痛感しました。
あと、今年のPPVみてて思うんですが、ライターがまったく役にたたない今のWWEではレスラーが盛り上げていくしかないなと。いっそのこと妙にひねらず、ベタでもいいから試合を妨げないストーリーにしてほしい、そう思うのです。この調子だと、意外にOTLもいいPPVになるかもしんないなあ。